p7・8 4 内々神社 2  <『さいお』春日井市立西尾小学校開校100周年記念ハンドブック>

 それで内々神社のなかを散策してみましよう。

社殿 鳥居をくぐって、まず目に飛び込んで来るのが立派な社殿です。本殿と拝殿を幣殿でつないだ「権現造り」で、立川一族の手になるものです。海老虹梁と呼ばれる龍の丸彫りや拝殿のなかの三十六歌仙の額はじっくりと見たいものです。屋根は銅板ぶきで昭和55年までは檜皮ぶきでした。

 庭園 社殿の裏に行くと,美しい庭があります。南北朝時代の 名僧、夢窓疎石(夢窓国師)か作ったと伝えちれ、廻遊式林泉型となっています。

すみれ塚 庭園から右の山を登ったところに、「すみれ塚」と呼ばれる句碑があます。内津の俳人(医者)長谷川三止  (善正)、師匠の横井也有と共に芭蕉をしたって建てたものです。ただし。芭蕉が「すみれ草」を詠んだ場所は京都府の逢坂山です。

御舞台 すみれ塚のある山から下りて、鳥居に向かって左の道路に出ると、山車庫があります。このなかに「御舞台」があります。毎年1015日に近い日曜日に秋の祭礼が行われ,そのときに使われます。

古事記岩 庭圜の奥に.大きな岩が2っ座しています。

天狗岩 古事記岩の上の方に天狗の横顔に似た岩があります。鳥居をくぐって社殿越しに見ると岩の形がわかります。

奥の院 巌屋神社とも呼ばれています。山車庫の前の道を進んで、国道19号をくぐってしばらく歩くと、「奥の院」と書かれた看板が右手に現れます。そこを山に向かって登っていくと巨大な岩に鉄のはしごがかけられており、岩の割れ目に小さな祠かあります。